思考教育について
なぜ今、思考教育が必要なのか
東大や京大のようなトップ校に合格する子どもには、どんな難問に直面しても自分で最後まで考える習慣(=考える力)が備わっています。
しかし、生まれ持って頭が柔らかく、考える習慣が身に付いている子どもはほんの僅かで、残りの大多数の子どもには、考える習慣が身に付いていません。
では、なぜ受験合格に必要な要素であるにも関わらず、考える力はなかなか身に付かないのでしょうか。
現在の学校教育では考える習慣が身に付かない!
現在の学習指導要領では、学校の授業で子どもが学ぶべき内容は非常に広範囲にわたります。
先生は限られた時間の中で教えるべき内容を消化しなければならないため、「分かりやすく」かつ「効率的」に教えることが求められ、授業の中で子どもたちにじっくり考えさせる時間を与えることができないのが現状です。
動画やタブレットなど、子どもが興味を示しやすいツールを駆使して分かりやすい授業。
一見すると良い指導に思えますが、話を聞いているだけで理解できた気になってしまうので、疑問が生まれず、それに慣れてしまうと子どもが考えなくなってしまうのです。これで本当の理解に繋がっていると言えるでしょうか。
どうすれば考える習慣が身に付くのか
覚えることに使っているエネルギーを、考えることに向けさせてあげればいいのです。
そのために必要なのは、分かりやすく教えることではなく、しっかりと頭を動かして考え続けさせることなのです。
例えば、一定時間(できれば30分程度)、少し難しい問題をゆっくりでいいので集中して考え続けさせます。
このとき、子どもが分からないと言っても、すぐに答えを教えてはいけません。子どもが「分からない」と思った瞬間こそ、思考が起動する絶好の機会だからです。
実際は簡単にはいかない。では、どうすれば?
子どもに集中して考え続けさせるためには、挫けそうな気持ちを励ましたり、子どもの心に疑問を持たせたり、落ち着いて考え続けることができる環境を作ることが大切です。しかし、ご家庭でこのような環境を維持するのは難しいかと思います。
そこで出番となるのが、私たち灘学習院の存在です。
暗記や訓練のために注いできた子どもたちの勉強に対するエネルギーを、自分の頭で考える方向に変えてあげることを目的としている当塾には、子どもが考え続けられるようにサポートできる体制と環境が整っています。